12cm~越えられない距離~
第2章 意外と…
「今のところ、ラブラブコロッケとラブリーコロッケが候補なんだけど、どっちがいい!?」
…両方、ないな。
ってか、ハートだからってラブにこだわりすぎだろ。
「おっちゃん、両方クドい」
ばっさり言い切ると、おっちゃんは肩を落とした。
「そうか…いけると思ったのに…」
「てか、そんなに思い入れあるなら俺に聞かなくても名前つければいいのに」
「若者に受け入れられないとヒットしない世の中だからね」
そんなもんかなぁ。買いに来るのは主婦だろ?
「んー。じゃあ縮めてラブコロは?ラブラブでもラブリーでもどっちにもとれるし」
「ラブコロ…」
すると店から母親が俺を呼ぶ声がした。
「繚平、値札つけるの手伝って~」
「はいはーい。じゃおっちゃん、またな」
おっちゃんに手を挙げて挨拶すると、俺は店に戻っていった。
…両方、ないな。
ってか、ハートだからってラブにこだわりすぎだろ。
「おっちゃん、両方クドい」
ばっさり言い切ると、おっちゃんは肩を落とした。
「そうか…いけると思ったのに…」
「てか、そんなに思い入れあるなら俺に聞かなくても名前つければいいのに」
「若者に受け入れられないとヒットしない世の中だからね」
そんなもんかなぁ。買いに来るのは主婦だろ?
「んー。じゃあ縮めてラブコロは?ラブラブでもラブリーでもどっちにもとれるし」
「ラブコロ…」
すると店から母親が俺を呼ぶ声がした。
「繚平、値札つけるの手伝って~」
「はいはーい。じゃおっちゃん、またな」
おっちゃんに手を挙げて挨拶すると、俺は店に戻っていった。