テキストサイズ

12cm~越えられない距離~

第2章 意外と…

「えっと…中谷くん!?」

「はい。いらっしゃい、根本さん」

俺は営業用の微笑みを浮かべて対応する。

「何で!?バイト!?」

「いや、手伝い。ここ、俺んちだから」

「そうなの!?」

目を見開いて、ほんとに驚いてる。

もう少しクールな人だと思ってたのにな。

「じゃ、レジしますね」

ボールペンに消しゴムに…あ。

「このキーホルダー、名前入れれるよ。5分待ってくれるなら今やるけどどうする?」

「あ…じゃあ、お願い」

「はい、ありがとうございます」

精算して、母親に声かけてから俺は根本さんを作業台に案内した。

「はい、これがサンプル。多少のアレンジ出来るから選んでみて」

「うん…。どれがいいかなぁ」

サンプル表とキーホルダーを見て真剣に悩んでる。

即決するかと思ったのに…何かイメージと違うなぁ。

何か…意外。

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