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12cm~越えられない距離~

第25章 付き合って下さい!

「繚平は?」

「一番あっさりしてるやつ」

即答したら、ノブちゃんが笑って

「甘さ調節してやるから安心しろって」

そして、メイプルシロップとコーヒーと牛乳でフラペチーノを作ってくれた。

「さんきゅ」

一口飲んで、眉をあげると

「さすがノブちゃん。俺の好み、わかってるなぁ」

「そうか!?口に合ってよかった」

ノブちゃんはにこにこ笑って、自分のを作り始めた。

「ノブちゃん、おめでとう」

「へ?何が?」

「真央の事」

単刀直入に言うと、ノブちゃんはアタフタして

「え!!何で?誰に聞いた!?」

「真央に」

「あ…」

そう言ったまま、固まってしまったノブちゃんに

「おにーちゃん、まおってこないだのおねーちゃん?」

口周りがクリームだらけになったみぃちゃんが聞いた。

そういえば、みぃちゃんに助けられたような話をしてたな。

「みぃちゃん、真央とどんな話したんた?」

聞いてみると、スプーンを口に入れてもごもごさせながら

「ん~…忘れちゃったー」

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