12cm~越えられない距離~
第29章 これって…デートなの?~晶side~
その日の放課後。
真央に話をしたら、きゃあっ!!と嬉しそうな声を上げた。
「え、じゃあ、日曜にデートするの?」
「デートじゃないよ。付いて行って欲しいって話だけで…」
「一緒に行くんだから、デートでしょ!?」
そうなのかな…。
「少なくても、『アキと行きたい』んだから。他の誰かじゃなく、アキと」
そんな風に言われると…
何だか気恥ずかしくて、照れ臭くて…少し、期待してしまう。
「よーし。じゃあ、アキの魅力を見せつけてやろう!!」
突然、真央がそんな宣言をした。
意味が分からなくて、キョトンと真央を見返す。
「は?」
「ボケッとしてる場合じゃないよ!?せっかくデートするんだから、アキの事を好きになるように準備しなきゃ!!」
「準備って…?」
好きになる準備?
準備すれば、好きになるもんなの!?
「ん~、まずは服装だよね。スカートとか、ワンピとか、女の子っぽいのが良くない?」
え…っと…。
俄然張りきりだした真央を、戸惑いの目で追った。
真央に話をしたら、きゃあっ!!と嬉しそうな声を上げた。
「え、じゃあ、日曜にデートするの?」
「デートじゃないよ。付いて行って欲しいって話だけで…」
「一緒に行くんだから、デートでしょ!?」
そうなのかな…。
「少なくても、『アキと行きたい』んだから。他の誰かじゃなく、アキと」
そんな風に言われると…
何だか気恥ずかしくて、照れ臭くて…少し、期待してしまう。
「よーし。じゃあ、アキの魅力を見せつけてやろう!!」
突然、真央がそんな宣言をした。
意味が分からなくて、キョトンと真央を見返す。
「は?」
「ボケッとしてる場合じゃないよ!?せっかくデートするんだから、アキの事を好きになるように準備しなきゃ!!」
「準備って…?」
好きになる準備?
準備すれば、好きになるもんなの!?
「ん~、まずは服装だよね。スカートとか、ワンピとか、女の子っぽいのが良くない?」
え…っと…。
俄然張りきりだした真央を、戸惑いの目で追った。