12cm~越えられない距離~
第4章 仕組まれたデート
「根本さん、おはよう」
「あ、中谷くん。おはよう」
ちょっとほっとしたように答える根本さんの側にやっぱり真央がいた。
「繚平くん、あたしもいるんだけど?」
「あ、悪い。人混みで見えなかった」
「ひっどい!!絶対わざとだよね?!」
上目使いで軽くにらむ真央に、根本さんがニヤニヤ笑いながら言う。
「ただ単に私が見付けやすかっただけだって」
あながち外れてない指摘に、笑ってごまかしてると
「真央ちゃん、根本ちゃん、おっはよー」
ノブちゃんが後ろから声を掛けてきた。
「あ、榊くん。おはよう」
「おはようございます」
「だから。さかきばらだって!」
いつもの掛け合いがあって、ようやく四人が揃った。
「んじゃ、行きますか!!」
ノブちゃんが皆を率いてチケット窓口に行く。
ここで『男女ペアで来ている』確認をすると、特典が貰えるらしい。
何となく並んだ順で、俺は根本さんとペアになった。
窓口でチケットと引き換えてもらうと、一枚のカードを渡された。
「はい。じゃあこれが1つ目の特典ね。ナータマーヤのお店のドリンク無料券てす」
「ありがとうございます」
「次の特典は、ドリンク貰ったときにお店の人がスタンプ押したら教えてもらえるからね」
へぇ…。スタンプラリーみたいだな。
根本さんにチケットと園内マップを渡すと、俺達は遊園地の中に入っていった。
「あ、中谷くん。おはよう」
ちょっとほっとしたように答える根本さんの側にやっぱり真央がいた。
「繚平くん、あたしもいるんだけど?」
「あ、悪い。人混みで見えなかった」
「ひっどい!!絶対わざとだよね?!」
上目使いで軽くにらむ真央に、根本さんがニヤニヤ笑いながら言う。
「ただ単に私が見付けやすかっただけだって」
あながち外れてない指摘に、笑ってごまかしてると
「真央ちゃん、根本ちゃん、おっはよー」
ノブちゃんが後ろから声を掛けてきた。
「あ、榊くん。おはよう」
「おはようございます」
「だから。さかきばらだって!」
いつもの掛け合いがあって、ようやく四人が揃った。
「んじゃ、行きますか!!」
ノブちゃんが皆を率いてチケット窓口に行く。
ここで『男女ペアで来ている』確認をすると、特典が貰えるらしい。
何となく並んだ順で、俺は根本さんとペアになった。
窓口でチケットと引き換えてもらうと、一枚のカードを渡された。
「はい。じゃあこれが1つ目の特典ね。ナータマーヤのお店のドリンク無料券てす」
「ありがとうございます」
「次の特典は、ドリンク貰ったときにお店の人がスタンプ押したら教えてもらえるからね」
へぇ…。スタンプラリーみたいだな。
根本さんにチケットと園内マップを渡すと、俺達は遊園地の中に入っていった。