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僕はもう君を抱けない

第8章 俺たちにしか描けない未来

どうしてだろう?

いつも近く感じる道のりが

俺にとってはいつもよりも何十倍も遠く感じた。

「どうぞ、今日はキレイだから(笑)」

「ありがとう。」

いつもよりも部屋をキレイにして美憂を迎え入れた。

「なに飲む?特に無いんだけど…。」

「なら…紅茶いただける?」

「かしこまりました、お嬢様。」

「ふふっ、秦面白いわ。」

上機嫌な美憂をよそに俺は紅茶を淹れて机の前に置いた

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