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僕はもう君を抱けない

第8章 俺たちにしか描けない未来

そこからいつものように互いの愚痴を言い合って

DVDを鑑賞して時計の針はもう8を指していた。

そろそろ美憂が帰る頃だ。

「今日はありがとう、楽しかったわ。」

そう言って玄関ホールで別れを告げる。

今だよな?

今しかないよな?

タイミング的に?

シチュエーション的に?

「美ゅ…「それじゃあまた…。」

美憂は背を向けて歩き出した。

…あ、言いそびれた

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