だぶるラブ! 僕の周りは花盛り
第3章 これで、学園の一員
「広瀬 俊季!いないのか!」
先生の大きなお声が響く。
「はい!います!」
俊季が慌てて立ち上がる。
ザワザワっと生徒達が注目する。
「広瀬俊季です」
先生の前に立つ俊季。
「ほら、広瀬の書類だ。確認して、入力に行くように!」
先生は広瀬俊季と印刷された封筒を渡す
「はい」
俊季は渡された書類を開けようとして、気が付く。
(封筒じゃないんだ…どうやって開けるのかな?)
わたされたのは普通の封筒ではなく圧着封筒。
「開け方は裏に書いてあるわよ!」
そばにいた女の人が教えてくれた。
「あ、ありが…と…」
俊季がお礼をいうつもりで振り向く。
(どの子…だろう)
周りにはたくさんの生徒がいるから、かわかない。
俊季はさっき座っていた席に戻る。
席には佐が戻っていた。
「開け方分かる?」
佐は封筒をヒラヒラさせる。
「あーさっき裏に書いているって聞いて…」
俊季が裏側を呼んでいる。
「個人情報は大体、こんな封筒になって送ってくるんだ」
佐は規定の折り目で折り曲げ、外側のいらない所を切り取って中身を見る。
「へー」
俊季も真似して中身を見る。
中身は個人データそのもの。戸籍や前住所。 家族構成 誕生日や血液型。 学歴の科目に目をやると俊季。
(転校まで書いてある……)
俊季が驚いているのは、小中の転校リスト。
両親の仕事の都合で国内外問わず点々としている。
(…にしても、こんだけの情報を集めるなんて…学園すごい…)
「早くカード発行にいこう!」
佐が立ち上がる。
「うんわかった」
カード発行する。
先生の大きなお声が響く。
「はい!います!」
俊季が慌てて立ち上がる。
ザワザワっと生徒達が注目する。
「広瀬俊季です」
先生の前に立つ俊季。
「ほら、広瀬の書類だ。確認して、入力に行くように!」
先生は広瀬俊季と印刷された封筒を渡す
「はい」
俊季は渡された書類を開けようとして、気が付く。
(封筒じゃないんだ…どうやって開けるのかな?)
わたされたのは普通の封筒ではなく圧着封筒。
「開け方は裏に書いてあるわよ!」
そばにいた女の人が教えてくれた。
「あ、ありが…と…」
俊季がお礼をいうつもりで振り向く。
(どの子…だろう)
周りにはたくさんの生徒がいるから、かわかない。
俊季はさっき座っていた席に戻る。
席には佐が戻っていた。
「開け方分かる?」
佐は封筒をヒラヒラさせる。
「あーさっき裏に書いているって聞いて…」
俊季が裏側を呼んでいる。
「個人情報は大体、こんな封筒になって送ってくるんだ」
佐は規定の折り目で折り曲げ、外側のいらない所を切り取って中身を見る。
「へー」
俊季も真似して中身を見る。
中身は個人データそのもの。戸籍や前住所。 家族構成 誕生日や血液型。 学歴の科目に目をやると俊季。
(転校まで書いてある……)
俊季が驚いているのは、小中の転校リスト。
両親の仕事の都合で国内外問わず点々としている。
(…にしても、こんだけの情報を集めるなんて…学園すごい…)
「早くカード発行にいこう!」
佐が立ち上がる。
「うんわかった」
カード発行する。