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だぶるラブ! 僕の周りは花盛り

第3章 これで、学園の一員

ガチャガチャ! ガチャ! ポン!!


(え?今の音…何…)
 俊季は変わった音を探すように周りを確認する。


 周りの人は、その音にあまり反応が無い。


ガチャ! ポン!!

 発音先は、生徒が並んでいるカードの発行場所。


(発行の音?…機械古いのかな…)
 俊季は心の中で呟く。

「お待たせしました、長谷部さんのカードです」
 複合機から発行されたカードをパソコンの前に座っていた生徒が新入生に渡す。

「ありがとうございました!」
 貰った生徒は立ち上がる。


「次の人!どうぞ!」
 カード発行の処理が終わった書類は直ぐシュレッダーにデータの紙を入れていた。


「お願いします…」
 次に待っていた生徒が書類を渡す。

「はい、お名前を…」
 書類を受け取った生徒は作業を始める。



(なるほど、データはその場で処分かぁ…)
 俊季は自分の順番まで、周りをチラチラ見ている。



「次でお待ちの人!こっち空いてますよ」
 パソコンの前で待機している人が声を上げる。



(僕…行っていいのかな?…誰も行きそうにないから、行こう…)

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