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だぶるラブ! 僕の周りは花盛り

第3章 これで、学園の一員

「分け方は簡単に言うと、Aが招待者や寄付組のセレブ。BCDは強化選手って言われている。だから、広瀬くんはAかな?ってね」

「なるほど…」

 佐と俊季は校舎側に渡る廊下を歩いている。


「Rrrのチャージも、しておく?時間もあるし」
 佐がチャージの機械を指さす。

「現金もってないから、後にする」
 俊季が答える。

「じゃ、僕だけ!まってて」
 俊季は佐がチャージの機械はカードをかざし現金を入れているを眺めている。

「勝山くん、詳しいね」

「何度も来てるからね♪」


(僕が知らなすぎるのかな?入学書類きちんと読んでおこう…
僕だけ知らないなんて、恥ずかしい…)
 俊季は、自分の無知を恥ずかしくなって表情が曇る。

(…ぁ…こっち見てる…先輩たちかな?)
 俊季は少し離れた所からこちらを見ている数人の生徒を確認する。


「俊季くん?」
 チャージを済ませた佐が近づいてくる。

「あれ…先輩?」
 俊季が小さく手を動かす。

「そうだね…」
 佐が俊季の手の先に目をやって、つぶやく。

「先輩たちはもう寮に帰ってもいいはずだけど…花びらの君を見に来てるのかな♪」
 いたずらぽく佐がいう。

「僕じゃないって!」
 俊季が否定する

 佐が笑って先を歩く。

(まったく…くえないな…)

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