だぶるラブ! 僕の周りは花盛り
第1章 今日僕は入学します
「俊季くん」
母が駆け寄る。
「は!」
俊季は我に変える。
「どうした?顔が赤いぞ」
父が覗き込む。
「な、なんでもないよ!」
ゴシゴシ頬を擦る俊季。
「俊季くぅん、本当に寮に入るの?通える所に家建てるわよ?」
母が涙目で言う。
「ママ!そうやってあっちにもこっちにも部屋を作らないで!」
「特待生は寮に入るのが決まりなんだよ」
「ママは寂しいんだよ」
そばにいた父が母の肩をもって笑う。
「もう僕は高校生になるん、だから子離れして!」
「わかっているわよ…でもぉ俊季くんのご飯が食べられなくなるぅ」
泣き始める母
「連休にはなるべく帰るよ…」
俊季が困った顔をしながら。
「ほんと?わかった…」
泣きやむ母。
「よしよし」
父が母を宥める。
(この二人…二人にして大丈夫だろうか…)
「さー!入学式に行くよ」
さっきまで泣いていた母は、自分の入学式のような錯覚をおこすくらいの気合で歩き出した。
「あ!まって!!」
俊季は急ぎ足で母を追っかける。
「さすが俊季!ママを捕まえるのうまいね」
ニコニコ笑う父。
「パパがもっとしっかりしてくれればいいんだよ」
困り顔の俊季。
母が駆け寄る。
「は!」
俊季は我に変える。
「どうした?顔が赤いぞ」
父が覗き込む。
「な、なんでもないよ!」
ゴシゴシ頬を擦る俊季。
「俊季くぅん、本当に寮に入るの?通える所に家建てるわよ?」
母が涙目で言う。
「ママ!そうやってあっちにもこっちにも部屋を作らないで!」
「特待生は寮に入るのが決まりなんだよ」
「ママは寂しいんだよ」
そばにいた父が母の肩をもって笑う。
「もう僕は高校生になるん、だから子離れして!」
「わかっているわよ…でもぉ俊季くんのご飯が食べられなくなるぅ」
泣き始める母
「連休にはなるべく帰るよ…」
俊季が困った顔をしながら。
「ほんと?わかった…」
泣きやむ母。
「よしよし」
父が母を宥める。
(この二人…二人にして大丈夫だろうか…)
「さー!入学式に行くよ」
さっきまで泣いていた母は、自分の入学式のような錯覚をおこすくらいの気合で歩き出した。
「あ!まって!!」
俊季は急ぎ足で母を追っかける。
「さすが俊季!ママを捕まえるのうまいね」
ニコニコ笑う父。
「パパがもっとしっかりしてくれればいいんだよ」
困り顔の俊季。