だぶるラブ! 僕の周りは花盛り
第5章 兄の背中を追って
錬馬視点
(やっと入学式!今日からは、兄さんと同じ学校に通える)
錬馬は飛び上がって喜びを表現したいが、周りの目を気にして、ジッとしている。
ジッとしているが、壇上に立っている人の言葉など聞いて言いたない。
(まだかな…)
壇上に上がってくる人を”まだか、まだか”と待っている錬馬。
「続きまして、在校生代表、生徒会長の挨拶です」
司会者が進行していく。
(あ、兄さんだ♪)
錬馬は壇上の中心に向かう兄結真をキラキラした目で追う。
結真は優雅に壇上の中心に立つ。
(かっこいい♪さすが俺の兄さん!輝いてます!)
心で叫ぶ錬馬。
「あ!」
前の席に座ったチビが、声を出して結真を指差している。
(あ゛あのチビ!俺の兄さんを指さしやがった!)
後ろの席から俊季を掴もうとする錬馬。
結真がニコッと笑って手を振る。
(え?兄さんの知り合い?)
俊季越しから見える兄が手を振っているのに気が付いて、動きが止まる錬馬。
(俺の事知らなくて、兄さんを知っている?)
錬馬は俊季を斜め後ろから見ている。
(やっと入学式!今日からは、兄さんと同じ学校に通える)
錬馬は飛び上がって喜びを表現したいが、周りの目を気にして、ジッとしている。
ジッとしているが、壇上に立っている人の言葉など聞いて言いたない。
(まだかな…)
壇上に上がってくる人を”まだか、まだか”と待っている錬馬。
「続きまして、在校生代表、生徒会長の挨拶です」
司会者が進行していく。
(あ、兄さんだ♪)
錬馬は壇上の中心に向かう兄結真をキラキラした目で追う。
結真は優雅に壇上の中心に立つ。
(かっこいい♪さすが俺の兄さん!輝いてます!)
心で叫ぶ錬馬。
「あ!」
前の席に座ったチビが、声を出して結真を指差している。
(あ゛あのチビ!俺の兄さんを指さしやがった!)
後ろの席から俊季を掴もうとする錬馬。
結真がニコッと笑って手を振る。
(え?兄さんの知り合い?)
俊季越しから見える兄が手を振っているのに気が付いて、動きが止まる錬馬。
(俺の事知らなくて、兄さんを知っている?)
錬馬は俊季を斜め後ろから見ている。