だぶるラブ! 僕の周りは花盛り
第6章 副会長の苦悩
「笹木!一般生の前では、ちゃんとしてくださいよ。本来なら笹木が仕切ってもらわないといけないんですよ!」
手毬が少し怒った顔で言う。
「手毬がなんでも。出来るから、僕は邪魔したら悪いと思ってね」
てへっと舌を出して笑う結真。
「何でもできる!あなたがヤラナイからでしょ!」
手毬の顔に怒りマークが浮き上がる。
「……」
上の空の結真
「もしかして…調子でも悪いのか?」
手毬が結真のそばに立つ。
「ん?元気だよ」
ニコッと笑う結真
「珍しく、静かだから…」
「あー、錬馬がまだ来てないからかな…」
窓から外を見ながらいう結真。
「錬馬…あぁ新一年だったね。でも。エスカだろ今日は来なくてもいい日だろ?」
「だって、朝。『新一年としての式事には出る』って言ってたのに、ちっとも来ない!は、もしかして、どっかでコケて泣いてるんじゃ…」
今までの王子スタイルから想像つかない、オロオロした姿をさらす結真。
「コケて泣いてるって、小学生ですか…まったく心配するツボがわかりにくい人だ」
「は!もしかして、かわいくて誘拐されたんじゃ…」
あらぬ方に妄想し始まる結真。
「弟さんは、190に、もうすぐなる長身なんでしょ!!
もしそんな事件になったら、誘拐よりも『拉致』ですよ…まったく、変な想像してないで、あなたには、『来賓のお出迎え』という大仕事が待っているんですよ。ほら、シャキッとして!行きますよ」
手毬は、結真を王子モードに戻して、部屋をでる。
手毬が少し怒った顔で言う。
「手毬がなんでも。出来るから、僕は邪魔したら悪いと思ってね」
てへっと舌を出して笑う結真。
「何でもできる!あなたがヤラナイからでしょ!」
手毬の顔に怒りマークが浮き上がる。
「……」
上の空の結真
「もしかして…調子でも悪いのか?」
手毬が結真のそばに立つ。
「ん?元気だよ」
ニコッと笑う結真
「珍しく、静かだから…」
「あー、錬馬がまだ来てないからかな…」
窓から外を見ながらいう結真。
「錬馬…あぁ新一年だったね。でも。エスカだろ今日は来なくてもいい日だろ?」
「だって、朝。『新一年としての式事には出る』って言ってたのに、ちっとも来ない!は、もしかして、どっかでコケて泣いてるんじゃ…」
今までの王子スタイルから想像つかない、オロオロした姿をさらす結真。
「コケて泣いてるって、小学生ですか…まったく心配するツボがわかりにくい人だ」
「は!もしかして、かわいくて誘拐されたんじゃ…」
あらぬ方に妄想し始まる結真。
「弟さんは、190に、もうすぐなる長身なんでしょ!!
もしそんな事件になったら、誘拐よりも『拉致』ですよ…まったく、変な想像してないで、あなたには、『来賓のお出迎え』という大仕事が待っているんですよ。ほら、シャキッとして!行きますよ」
手毬は、結真を王子モードに戻して、部屋をでる。