テキストサイズ

不器用なくちびる

第2章 呼出

「やっぱAVと全然違うな。
すげーピンク。」


「いま何かピクピクしたんじゃね?」


男子たちはなぜかヒソヒソ声だ。


全部夢だったらいいのに…!!


恥ずかしさは限界を超え、
訳がわからなかった。

もうどうでもいいような気さえした。

でも。

固く目をつぶっている栞の唇に、
上の段にいた椎名が覆いかぶさって
唇を押し当ててきた。


!!
私の…ファーストキス…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ