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不器用なくちびる

第2章 呼出

抵抗しようとしても
強い力で押さえつけられ、
キスはどんどん深くなるばかり。
舌を吸い、時には強く絡めてくる…
栞の口の周りは
すぐにベチャベチャになった。


何これ…気持ち悪いよ…


正面にいた一人の男子が
胸の膨らみに手を伸ばすが
椎名は何も言わなかった。
安心した彼はそのまま
先端をグリグリと触る。


栞は涙が止まらない。


すると「おぉ〜っ!」と
男子たちの声。


何??


栞が戸惑っていると、
椎名が唇を離し栞の頭を下に向かせる。

まだ明るい陽射しに照らされた
栞の秘部は、透明の液で
キラキラと光り…
そこから滴れた雫が
コンクリートの階段に
染みをつくっていた。

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