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不器用なくちびる

第25章 【栞 23才】

「はぁ…気持ち、い…ちょっと待って…
栞…そんなにしたら…っ
お願い聞いてもらえなくなる…」


あぁ…逝く…逝っちゃう…!


「だ…から…稜くっ…触っちゃダメ…」


あ、そうか…と言いながら手を離す
稜くんの笑顔を見ながら
私はまた達してしまっていた。


「俺…さ…栞の中で逝きたいんだけど…
ほら、一応危険日じゃ無いし…
入籍したんだし…
それに俺は早く…子供欲しいよ。」


あ…子供…
私も考えてはいたけど…
そっか…そのためには…///

私はリトミックの講師になったばかり
だけれど、女性ばかりの職場だし…
産休などの理解は
すごくある職場だった。

稜くんも立派に夢を叶えて
生活の目処もついたし…


「私も…早く赤ちゃん欲しい…」

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