不器用なくちびる
第6章 麻痺
ふと気付くとAVは終わっていた。
少しの期待と不安を抱え栞は息をつく。
すると椎名を無言で服を着て、
なんと携帯をいじり出したのだ…
また…また私を置き去りにするの?
急速に冷める心と、
熱くジンジンする身体とのギャップに
栞の心は壊れてしまいそうだった。
またバラバラになりそう…
椎名が何をしたいのかわからないよ…
堪えきれず泣き出す栞に
またも冷たい言葉が降り注ぐ。
「泣くほど続きが欲しいの?(笑)」
このままじゃだめだ…
私、だめになる…
栞は、ここのところずっと考えていた
ことを勇気を振り絞って言った。
「夏休み…島に…父親の実家に
ずっと行くことになってるから。
ここには来れないから…!」
もっと強くならなくちゃ…
自分を変えるんだ!
まだ間に合うよね??
私…変われるよね??
椎名の顔を見ることなく
栞は部屋を飛び出した。
少しの期待と不安を抱え栞は息をつく。
すると椎名を無言で服を着て、
なんと携帯をいじり出したのだ…
また…また私を置き去りにするの?
急速に冷める心と、
熱くジンジンする身体とのギャップに
栞の心は壊れてしまいそうだった。
またバラバラになりそう…
椎名が何をしたいのかわからないよ…
堪えきれず泣き出す栞に
またも冷たい言葉が降り注ぐ。
「泣くほど続きが欲しいの?(笑)」
このままじゃだめだ…
私、だめになる…
栞は、ここのところずっと考えていた
ことを勇気を振り絞って言った。
「夏休み…島に…父親の実家に
ずっと行くことになってるから。
ここには来れないから…!」
もっと強くならなくちゃ…
自分を変えるんだ!
まだ間に合うよね??
私…変われるよね??
椎名の顔を見ることなく
栞は部屋を飛び出した。