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ありがとう。

第3章 指名

2日連続でホストに行くなんて
自分自身が1番驚いていた。

なぜか恥ずかしくて由佳には
内緒で店まで行き、
電話を掛ける勇気が無くて
そーっとお店のドアを開けると
偶然、翔くんが現れた。


私を見てニコッと笑うと
『こちらへどうぞ?』と
大勢のホストからの
『いらっしゃいませ~!』の声の中
席へと案内してくれた。

席に座ったら急に緊張して来て
それに気付いた翔くんが
さり気なくフォローしてくれる。

そんな優しさに心が和んで行った。

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