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ありがとう。

第2章 喧嘩

翔くんの目は
感情がないみたいだった。

冷め切っているようだけど
どこか寂しげで。

優しく笑っているのに
その笑顔が偽物に見えて
仕方なかった。


感情がわからなさすぎて
怖いはずなのに、
翔くんが何を考えているのか
知りたいと思ってしまう。


初回の2時間セットで帰るつもりが
由佳の優斗くんよりも先に
私は翔くんを場内指名した。

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