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ありがとう。

第2章 喧嘩


何も返事を返さない私に
ペコッとお辞儀をして
自分のお客様の席へと
去って行く‥

その後ろ姿を見つめながら
『今の人の名前は?』と
無意識に聞いていた。


『今のは代表の翔さんです。
うちのナンバーワンですよ。』と
目の前のホストが答える。


翔くんか‥

なんでだろう?
あの瞬間に目が合っただけなのに
あの目が忘れられない。

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