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溺れる愛

第11章 結合





『ちがっ…やめ…んん…』



那津の舌が頂を愛撫する度に
きゅんきゅんと子宮がうずく感覚に
足が自然にもぞつくと、那津はクスッと笑って



「そんなにソコ触って欲しい?」



途端にかぁっと頬が紅くなるのを感じて
思わず両手で顔を覆う。


『違う…やだ…』


「手…退けて」



そっと手を離されて、少し潤んだ芽依の瞳と
那津の熱く妖しい瞳が視線を絡め合う。



(……そんな目で…見ないで…)


こうして強引で冷たい那津しか知らなかった。
だけどこの短時間に、嘘かもしれないけれど
那津の優しさにも幾度か触れて
全身で拒めない自分が居るのも事実だ。



「…まだ、触ってやらねぇ」


妖しく微笑まれ、また下半身が疼く。



『ん…んぅ…はぁっ…』


そのまま那津の舌が首筋を這い、片手は胸に
もう片方は焦らす様に内腿に這わせられる。



『ん…あぁ…も…やだ…っ』



熱さを増す自分の身体に段々と嫌気がさしてくる。
だけど那津の愛撫は止まる気配はない。



「芽依から触ってって言うまで触らない」



(…そんな…の…っ)



『絶対…言わ…ない…っ』



那津は余裕の笑みを携えながら、芽依のズボンを脱がし
上着も脱がされて、下着だけの姿になる。




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