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その瞬間、那津はニヤリと意地悪な笑みを浮かべ



「悪い女だなー芽依は。
彼氏が出来たのに俺に触ってくれなんて」



『…！！』



脳裏に俊哉の笑顔が浮かんで
途端に罪悪感が心を染める。



（…私…最低…）



「でも、俺はそんな芽依、好きだよ？」


『…え……？』


「簡単に裏切れる、肝の据わった女はいたぶり甲斐がある」



那津の表情は恐ろしく冷めていて
深い闇を感じて身体にぞくりと悪寒が走る。



『や…やだ…嘘…触らないで』


「はは…もうおせぇよ」



そして、那津の指がショーツを割り
その充分に湿った芽依の秘部へと遠慮無く触れた。



くちゅ……


と、厭らしい音が響く。



『や…だ……』


「ほら…ぐしょぐしょ」


目の前で那津は妖しく瞳を揺らめかせ
そのまま指を芽依の中へと侵入させた。



『んぁっ…あぁ…』



猛烈に後悔と快感が押し寄せる。

芽依の目にはうっすらと涙が滲んだ。