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溺れる愛

第17章 社会人編スタート





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「先輩!これなんかどうですか?」


『うん。いいんじゃない?
菜々子ちゃんなら何でも似合うよ』


「きゃー本当ですかぁ?じゃあちょっとお会計してきますね」



菜々子ちゃんが可愛らしい花柄のフレアスカートを片手にレジに向かって行った。


土曜日の休日。

朝菜々子ちゃんから買い物に行こうと誘われた私は
銀座に来ていた。


菜々子ちゃんの選ぶ服のセンスは流石と言いたくなるほど良い。

今日だって自分が一番可愛く見える服やメイクをしっかりと着こなしている。


それに引き換え私は……
何を着るかもわからなくて、結局いつものスーツにしてしまった。


そして案の定菜々子ちゃんから軽くお説教を喰らってしまったのは言うまでもない。


女子力って何ですか?

私には縁のない言葉です。



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