
溺れる愛
第21章 波乱の合コン
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なんだかんだで一週間が過ぎるのはあっという間で
とうとう迎えた金曜日。
こちらのメンバーは、デザインチームの女子が5人。
最年長は28歳の副リーダー。
で、私は二番目に年上…。
あとは菜々子ちゃんの同期の子が2人。
まぁ…ね。
相手にされない方が好都合よ。うん。
そして、菜々子ちゃんに連れられて
一件のお洒落なバーに到着した。
「完全個室のお店なんで、割と合コンで利用する人が多いらしいですよ」
『そう…綺麗な所ね』
「男性陣はもう少し後に来るみたいです。
少しだけ待ってて下さいね」
ソファにテーブルもお洒落。
ずっと座ってても疲れない。
それにこの照明とも色がマッチしてる…
あ、あの小物なんかもセンスがいい…
そんな感じで、もはや職業病とも言える様に
辺りを感心した様にキョロキョロと眺めていると
「もぉ先輩!今は仕事は忘れましょうよ!」
と、菜々子ちゃんに怒られてしまった…。
そして私は、目立つのが嫌で、敢えて入り口側の
一番端に座らせてもらった。
