溺れる愛
第21章 波乱の合コン
『え…那津?』
那津は肩で息をしながら
凄く怒った表情でこっちに走ってくる。
「やっと来たね。
那津にしては時間かかりすぎじゃない?」
田所さんは私からゆっくりと離れて
さぞ可笑しそうに、那津をからかうような態度。
私はというと…
ついていけません…。
どうして那津が?
ていうかなんであんなに焦っているの?
それに、田所さんはどうしてこんな事をしたの?
「はぁ…はぁ…誠司…、お前、今…」
「んー?今、何かな?」
「チッ…あのなぁ、いくらお前でも…」
「ふふ…俺でも…?」
何…?
2人のやりとりにさえも着いていけないよ…!