溺れる愛
第29章 エピローグ
「大丈夫だって。そのために1ヶ月の休暇をとったんだから。
今からお前の服とかそんなん全部買いに行くぞ」
「先輩!私達もお供しますね!」
『そうなの。解ったわ』
こうして私達は食事を終えて街にショッピングへ出掛けた。
お洒落なブティックを何軒かまわって
ドレスやアクセサリーなど一通り買って
その間、田所さんは凄くいいセンスをしていて
色々アドバイスをいただけたんだけど
那津はつまんなさそうにしてた…。
ごめんね、長いよね。
でも女の子にとってショッピングは何よりも楽しいことだから
ここは我慢してね。
お祝いの品も何とか見繕って
そうこうしているうちにあっという間に日が暮れてしまった。
「じゃ、俺らは家に帰るから」
「そっか。じゃあ俺たちも帰ろうか?」
「うん、そうだね!」
『じゃあ、また』
「先輩!日本にいる間、いっぱい遊びましょうね!」
こうして田所さんと菜々子ちゃんと別れて
残してあった東京の那津の家へと帰宅した。