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溺れる愛

第5章 階段





「そろそろイきたい?」


『ふぅ…ん、いやっ…』



(イくって…前になんか桃花ちゃんたちと話した事ある…あれだよね…?)



「イきたいって顔してる。イかせてやろーか?」


『し、てな…いっ!』


「ふーん。じゃあお前から言うまでイかせてやらねぇ」


そう言って、那津は今までの比ではないほどに早く強く指を動かし始めた。


『いあぁっ!ダメっ…つよ、しな…あぁっ』


喋ることすらままならない程に乱される。


「芽依、いつまで我慢出来る?」


那津は更に、空いているもう片方の手で
芽依の胸の頂をコリコリと摘まむように刺激しながら
首筋に舌を這わせた。


『ぅんんっ、ダ…メ…はぁっ』


(ダメ!本当にダメ!何か…何か来る…っ)



きゅんきゅんと子宮から何かがせり上がってくるような感覚に
自然に脚をもぞつかせてしまうと
那津は激しく動かしていた手をぴたりと止めて
芽依の顔を意地悪な顔でのぞき込んでくる。


(と…まった…?)


『はぁ…はぁ…っ』


「今、イきそうだったろ?」


『なっ…!違う…』


(たぶん…違わない……)


悔しい。
だけど今、自分は確実に絶頂を迎えようとしていた。



「言っただろ?芽依が自分で言うまでイかせないって。ほら、言えよ」


『や…言わない…』


「ふーん。まだそんな余裕あるんだ?」


『んあっ、はぁあっ…っ』


再び那津の指が動き出して、胸も揉みしだかれて
先程よりも強く身体に響いた。



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