
溺れる愛
第6章 変化
「ほら…早く言わないともっとするけど?」
『ふぅぅ…ぅぁっ…!』
咥えている那津の指は、芽依のよだれでぐしょぐしょになっているが
そんな事を気にしていられる余裕など無くて─
『ぁんっ…んんぅ…』
蕾を弾かれる度にビクンと身体が反応して
芽依が揺れる度にトイレの扉がガタガタと音を立てていた。
「それとも、もうちょっとこのままして欲しい?」
(…そんなの……わかんない…!)
那津の意地悪な囁きが芽依を混乱させる。
「芽依、自分で口塞いで。」
『え…?ぁんっ…』
那津は首筋に舌を這わせると、芽依の口から指を引き抜いて、そのままスカートの中へと移動させた。
「芽依は欲張りだから、両方してやるよ」
そう言って、片方の指はまた芽依の中へ
もう片方の指はその上の蕾へ触れる。
『んんっ!んーっ!』
(うそ…っ!こんなの…無理…っ!)
昨日の比では無い快感が容赦なく芽依を襲う。
「芽依…気持ちいい?」
『んん…ん…っ…』
自分の口を押さえながら、那津の問いかけに
どう返事をしたものか迷うけど
恥ずかしさと悔しさから、首を横に振ることしか出来ない。
すると、那津は小さく
「嘘つき」
と呟いて、首筋にちゅっと吸い付いた。
それと同時に激しさを増す下半身への愛撫。
芽依は涙を浮かべて、突き上げてくる快感の波に必死で堪えていた。
