テキストサイズ

溺れる愛

第6章 変化





ぐちゅぐちゅと音を立てる秘部が
嘘を着いている事を物語っているのは明らかで。


でもそれを認めたく無くて。


だけど那津の熱い指は止まらない。



『は…んんっ…ぅんっ…!』



ガクガクと震える身体を、後ろから抱きしめる様な体勢の那津が支えてくれている。



「ほら、言えよ。」


(───っ)



芽依は観念した様に、震える声で



『…イ…かせ、て…』


もう立っているのも辛い。

押し寄せては引いてを何度も繰り返されていて
思考回路もうまく働かない。


ただ、この甘い疼くような辛さから解放されたくて
また自分から那津にすがってしまう。



「声…抑えてろよ」



那津は、今までより激しく中をかき乱しながら
蕾には優しく指の腹で押すように触れて
瞬く間に芽依を簡単に絶頂へと誘ってしまった。



『んんんーーっっ!!!』


口元を押さえた手から、芽依の苦しい声が洩れて

ガクンと崩れ落ちる様に
芽依は那津に抱き留められながら
昨日と同様、ふわふわする感覚に捉えられた。



ビクン…ビクン…と痙攣する下半身。



(私…また……)



なんとも言えない敗北感と屈辱感。



耳元からは少し荒い那津の息遣いが聞こえる。


チラッと那津に目を向けると、彼もまた芽依を見ていて

引き寄せあうかの様に、自然に唇が重なった。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ