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忘れた頃に…

第15章 痛いのはどっち…



『こっち。』

自分の車を指差し、中からドアを開けてくれた。

「お待たせ。」

彼の車の助手席は2度目。

荷物で左手を隠す様に車に乗り込み、不自然な体制になるが仕方がない…右手でドアを閉めた。

『左手どうかした?』

え?何でわかったの?

見えてないはずなのに…

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