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忘れた頃に…

第38章 このまま…



『うん。行かない。』

「わかった。みんなには言っておくね。
じゃぁ、おやすみ。」

かなり頑張って笑顔で声をかけ、部屋を出ようとドアに手をかけようとした。


ぎゅっ。


え?


後ろから抱き締められていると言う今の状況に、頭の中が真っ白になる。

『友夏…行っちゃうの?』

え?

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