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忘れた頃に…

第40章 私以外は…



電話を切った後、少し拗ねたように彼が言った。

『早くおいでよ!はないだろ。
もう少し2人でいたかったのに。』

「いっぱい、2人でいられたよ。」

『友夏…今、めっちゃ可愛い顔した!
…キスしたい。』

「……ん?……」

彼の顔が近い。

『良い?』

「………」

引き返せなくなる!

ダメ!

…そう思ったが、体は勝手に動いた。

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