テキストサイズ

新章イケメン大奥〜逆ハーレムの世界

第11章 緒形の診察室〜午前編〜

「なるほど…後で礼の品をつかわす。
その…助かった。…その者が。」


「いえいえ、お安い御用ですよ。」


緒形はにっこりと笑い、送り出した。


春日局がすっきりした顔で
緒形の部屋から出て来た後、
緒形の好物の甘味が届けられた。

その様子を見ていた者の口から
話はあっという間に広がり
城内は俄かに騒がしくなっていた。
ついにあの春日局様までもが!
…という訳だ。

緒形の部屋の前に行列を作るわけにも
いかず、空きが出たら一番に
話を聞いてもらおうと
菓子を片手に緒形の部屋の様子を
伺う者が続出していた。

さて次は…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ