夏のシュークリーム
第2章 ヨソサマのお宅で
「ハァ、っハァ…」
次郎は、息を切らしたミカの上に果てた。
「…ごめん、早かったね」
「…ばか」
「やっぱり、物足りない?」
「そうじゃなくてっ!あーっソファ汚しちゃったよぉっ」
次郎は怒りながら半泣きになっているミカを抱き寄せる。
終わった後の高揚感は味わいたかった。
次郎は中途半端な淫魔ではあったが、セックスにおいて相手から吸い取った煩悩を、精気同様に魔力に変える事が出来た。
だから、相手の精気を奪い取り、死なせてしまうことはない。
寧ろ…
「…こんな事しちゃいけないけど、なんだか、スッキリ…」
ミカは次郎の腕の中で呟いた。
「大丈夫。ソファはちゃんと綺麗にするから」
「私もやるよ」
にっこりと微笑む次郎の表情に胸を締め付けられ、ミカは結局、全てを許してしまうのだった。
その時だった、テーブルに置いた次郎の携帯が音を立てて光った。
次郎は、息を切らしたミカの上に果てた。
「…ごめん、早かったね」
「…ばか」
「やっぱり、物足りない?」
「そうじゃなくてっ!あーっソファ汚しちゃったよぉっ」
次郎は怒りながら半泣きになっているミカを抱き寄せる。
終わった後の高揚感は味わいたかった。
次郎は中途半端な淫魔ではあったが、セックスにおいて相手から吸い取った煩悩を、精気同様に魔力に変える事が出来た。
だから、相手の精気を奪い取り、死なせてしまうことはない。
寧ろ…
「…こんな事しちゃいけないけど、なんだか、スッキリ…」
ミカは次郎の腕の中で呟いた。
「大丈夫。ソファはちゃんと綺麗にするから」
「私もやるよ」
にっこりと微笑む次郎の表情に胸を締め付けられ、ミカは結局、全てを許してしまうのだった。
その時だった、テーブルに置いた次郎の携帯が音を立てて光った。