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夏のシュークリーム

第3章 賭けには勝てたから

「ノーブラ…」
「してますっ、これは和装用で…っはんっ!」
堅くなった乳首を布の上から撫でられると、咲は身をよじって抗った。
「園田さんってここ、敏感だよね」
「だってっ…ダメ」
「ダメ?今日はお預けなのかな?」
「え…そうじゃ…あ まついさんっ…」
「こっちは?」

おはしょりの下、着物の合わせた部分から手を入れる。長襦袢のサラサラとした肌触りが余計に松井の興奮を誘う。

咲はギュッと閉じた足に力をこめた。
「なんだ…はいてるんだ」
「あん…当然ですっ…ぁっ」
「下着は線がが出るから付けないんじゃないの?普通」
「まついさんっ…」

「ごめんね」
そう言うと、松井は咲をベッドに倒した。

「警戒なしに男の部屋にくる、君が悪い。」
「…」
真っ直ぐこちらを見つめてくる咲の瞳を、申し訳ないという表情で見つめると

「好きだよ。」

と呟いた。
松井のストレートな言葉に、咲の頬は更に高揚する。

「私も…大好きです」


シュークリームより、甘いかもしれない。唇を合わせながら、舌を絡めながら、松井は思った。

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