
百合短編集
第2章 傷は癒し
次の日、桃佳が美咲の寝ている病室におとずれると美咲は起きていた
「ももかっ!」
桃佳を見つけると美咲は笑顔で喜んだ
桃佳ははにかみながら美咲の横に座った
「ありがとう、お見舞い」
「…うん
ごめんね美咲…」
「謝んないでよ桃佳!私気にしてないよ?」
「気にしてよっ…もっと恨んでよっ…
嫌いになってよ…
美咲っ…」
ポロポロと涙を流す桃佳に美咲は一瞬驚いてそしてこう言った
「んー…じゃあお願いしてもいい?」
「なに…?」
「もう一度…私を抱いてほしいな…」
「え…そんなことでいいの?
私は美咲を傷つけて…夢まで奪ったんだよ?女優の夢までっ…」
「うん…私は確かに顔に傷がついたけど…女優なんて傷があってもなれる
それとも私の本当の夢まで叶えさせてくれないの?
桃佳に愛されたいって…夢…」
「美咲…私のことそんなふうに思ってくれたの…?
美咲…美咲っ…
ありがとうっ…美咲っ
でも私美咲のこと愛せないかもしれない…まだ…」
「うん…わかってた
だから最後に一度だけ…
桃佳の最後の償いとして
抱いて…」
美咲は静かに微笑んだ
「美咲っ…まだ愛せる覚悟は出来てないけどっ美咲のこと好きになっていいか勇気がないけどっ
でもっ…今美咲のこと猛烈に抱きたいっ」
「ありがと…桃佳らしい…」
「ももかっ!」
桃佳を見つけると美咲は笑顔で喜んだ
桃佳ははにかみながら美咲の横に座った
「ありがとう、お見舞い」
「…うん
ごめんね美咲…」
「謝んないでよ桃佳!私気にしてないよ?」
「気にしてよっ…もっと恨んでよっ…
嫌いになってよ…
美咲っ…」
ポロポロと涙を流す桃佳に美咲は一瞬驚いてそしてこう言った
「んー…じゃあお願いしてもいい?」
「なに…?」
「もう一度…私を抱いてほしいな…」
「え…そんなことでいいの?
私は美咲を傷つけて…夢まで奪ったんだよ?女優の夢までっ…」
「うん…私は確かに顔に傷がついたけど…女優なんて傷があってもなれる
それとも私の本当の夢まで叶えさせてくれないの?
桃佳に愛されたいって…夢…」
「美咲…私のことそんなふうに思ってくれたの…?
美咲…美咲っ…
ありがとうっ…美咲っ
でも私美咲のこと愛せないかもしれない…まだ…」
「うん…わかってた
だから最後に一度だけ…
桃佳の最後の償いとして
抱いて…」
美咲は静かに微笑んだ
「美咲っ…まだ愛せる覚悟は出来てないけどっ美咲のこと好きになっていいか勇気がないけどっ
でもっ…今美咲のこと猛烈に抱きたいっ」
「ありがと…桃佳らしい…」
