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百合短編集

第1章 絵を書いて

「ほんとにすいませんっっ!」
だが佐竹は慌ててその場から走って去っていってしまった

ひとり残された少女の名は「保科」
佐竹が見ていた絵の作者だった

すると保科は何かを見つけた

「あの子が落としたんだ」

それはあの締切直前の原稿だった



「わ、なにこれ…」

保科は驚いた
それもその筈、佐竹が落とした原稿は同人物の18禁だったのだ

だが保科が驚いたのはそれだけではなかった

「漫画一本書き上げるには相当な画力がいる…しかもうまい…この子何者…」







一方その頃佐竹は後悔していた
(逃げ出すんじゃなかった…しかも原稿落としてしまった…)

仕方ない、戻るか
そうつぶやいてそろそろと戻った

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