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俺の彼氏はポルノ男優!?

第12章 そして‐玲於‐

玲於



今日は撮影地で涼と
実演をする日。



俺も入る時には
最後まではやらなかったが

用意された人と
実演するというのを
やらされた。





隣で歩いている涼とは
家を出てから
ずっと会話していない。


涼の耳が赤くなっていて
会話どころではないのが表現されている。






玲『もう着くよ』



突然喋り出す俺に
肩がビクッと動くほど驚いている。




涼『お、おう…』





赤面している顔を伏せている。




玲『緊張してるの?』



涼『…は、はぁ?ぜっぜん緊張してねぇよっ』





そんな事を言う声でさえ震えてる。






俺はぎゅっと
涼の手を握った。




玲『この前みたいに、普通にやるだけ。大丈夫。』




涼『……よくそんな恥ずかしい事言えるな。』



ぷッと笑う顔が
さっきよりほころんでいて
少し安心した。

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