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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第3章 初夜。

「―止せよ」
「止さない! だって、考えてもみてよ。残される私のこと、お父さんやお母さんは少しでも考えてくれたのかな。どうして一緒に連れてってくれなかったの? 自分たちのことだけしか頭になくて、あんな人たちは親じゃない。子どもの頃から何度恨んだか知れないのよ? 獣だって我が子はちゃんと育てるわ。なのに、何で私の両親は私を棄てたの?」

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