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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第3章 初夜。

「ええ、そうよ。尼になってやる。丸坊主にになって夜な夜な健吾のところに化けて出てやるんだから!」
「参ったな、こいつ、酒量が過ぎると、人格百八十度変わるんだな」
 剛史は呆れたように言い、口調は穏やかに美奈恵に言った。
「そんなに惚れてたのか、その健吾とかいうヤツに」
「まさか。惚れてたのなら、剛ちゃんと一緒に京都くんだりまで来ないよ。今頃はまだ健吾を追いかけ回してる」

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