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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第3章 初夜。

 剛史は軽く溜息をついた。
「なら、何で、そこまで自棄になって自分を追いつめるんだ?」
「だって、悔しいじゃない。あいつは私の夢についていけないって。女起業家みたいな途方もないことを考える女にはついてけないって言うんだよう。健吾は水無瀬家の婿に納まって地道に生きていけば良いって考えてたの。だから、わざわざお祖母さまを怒らせてまで保育園設立なんて馬鹿げてるって」

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