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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第4章 逆らえない恋心

「可愛い」
 美奈恵は歓声を上げた。
「気に入ったか?」
「うん」
 美奈恵がオルゴールを手にして微笑みかけると、何故か剛史の顔が上気した。
「じゃあ、これな」
 剛史は美奈恵から小さなグランドピアノ型のオルゴールを奪い取るようにしてレジに行った。レジには女子大生くらいの若い女の子二人が店番をしている。バイトなのだろうか。

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