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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第4章 逆らえない恋心

 ふいに美奈恵の背に回された剛史の手に力がこもった。
―キスされる?
 予期せぬ展開に、美奈恵の頭は真っ白になった。
「―」
 スと顔が更に迫ってこようとした寸前、他ならぬ剛史自身が未練を振り切るかのように美奈恵の身体を向こうへ押しやった。
 その時、美奈恵の脳裏に今し方の光景と昨夜のホテルでの出来事が重なった。

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