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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第5章 別離、それとも~切な過ぎる夜に~

「やあね。女を酔わせて、どうにかしようなんて犯罪者の考えることだよ」
「犯罪者はないだろ。確かに酔わせてみたいとは思ったけど、流石にこうなるとは俺もそこまでは考えてなかったさ。酔うと、お前って物凄く艶っぽくなるもんな」
「そんな風に見えるのは剛史だけよ」
 美奈恵は笑いながら缶コーヒーを取り出し、プルタブを開けた。
「こっち来いよ」
 剛史が手招きするので、美奈恵は首を振った。

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