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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第5章 別離、それとも~切な過ぎる夜に~

「美奈、俺は誰よりもお前ってヤツを知ってる。お前は自分の計画のために他人を利用したり、ましてやそのために好きでもない男と寝るような女じゃない。何で、そこまで頑なになるんだ? 自分を追いつめる?」
 美奈恵は大粒の涙を流しながら言った。
「そんなのはあなたの買い被りよ。私は計算高い女だから、平気で誰でも利用するし、誰とだって必要なら寝る。そういう女なんだから」

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