俺はここだよ
第20章 ニノの計算
「どうしたニノ、そんな顔して。
・・・そう言えば気になる事って何?」
「あのね、俺ちょっと調子に乗って飲み過ぎちゃって・・・記憶が飛んじゃってるんだ」
「そうだなぁ、ニノちょっとペース早かったもんなぁ。それが気になる事?」
「いや、そうじゃなくて・・・その時俺、何かおかしいな事を言ったか、やったかしなかったかなぁて」
グラスの酒を一気に飲み干したリーダー。
その空になったグラスを強く握り締め、うつむいた。
「リーダー、どうしたの・・・
あっ、やっぱ俺何かした?俺何した?」
「なぁニノ、人が入れ替わっちゃうなんて事本当にあるのかな?」
「えっ!!
俺、そっそんな事、いっ言いました?」
「ニノ、何焦ってるの?」
「別に、焦ってなんか・・・いませんよ。
そんな事、ある・・・訳、ないですよ」
「まさか、2人が入れ替わったって話、マジなのか?」
「・・・」
「お願いだからニノ、本当の事言って」
翔ちゃんを何度かわからないけど、感じさせたリーダーのきれいな手。
リーダーは、その手で顔を覆った。
俺は近づき、目の前に座り、きれいな手をそっと握った。
・・・そう言えば気になる事って何?」
「あのね、俺ちょっと調子に乗って飲み過ぎちゃって・・・記憶が飛んじゃってるんだ」
「そうだなぁ、ニノちょっとペース早かったもんなぁ。それが気になる事?」
「いや、そうじゃなくて・・・その時俺、何かおかしいな事を言ったか、やったかしなかったかなぁて」
グラスの酒を一気に飲み干したリーダー。
その空になったグラスを強く握り締め、うつむいた。
「リーダー、どうしたの・・・
あっ、やっぱ俺何かした?俺何した?」
「なぁニノ、人が入れ替わっちゃうなんて事本当にあるのかな?」
「えっ!!
俺、そっそんな事、いっ言いました?」
「ニノ、何焦ってるの?」
「別に、焦ってなんか・・・いませんよ。
そんな事、ある・・・訳、ないですよ」
「まさか、2人が入れ替わったって話、マジなのか?」
「・・・」
「お願いだからニノ、本当の事言って」
翔ちゃんを何度かわからないけど、感じさせたリーダーのきれいな手。
リーダーは、その手で顔を覆った。
俺は近づき、目の前に座り、きれいな手をそっと握った。