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「再会」と呼べる「出会い」

第3章 再会日和

「じゃ、また明日ね。
 ショウヤとアレンジのこと
 考えてみるよ。」


二人は仲良く調理室を後にした。

…いいな
付き合うって、
本当はあんな感じなんだよね…。

二人を見ていると、
お互いのことを
認め合ってるのが分かる。



「お団子ってさ
 クリームとか、
 洋風にしてもイケんのよねーっ!」

「クリームにイチゴジャムの酸味、
 合いそうだなぁ」

サナエちゃんとソノコちゃんが
早速、考えてくれている。


「今日晩ご飯なんにしよ…
 ミカんちはどうする?」

「うちは餃子の予定
 キャベツ沢山もらったから」

「いいねーっ!
 うちもそうしよっかな
 旦那も大好物だし」

セリハちゃんとは
晩ご飯やお弁当の話しをする事が多い。

「餃子かぁ、いいな」

隠土先生がエミを振り切って
話に混ざってきた。

エミは終わりと分かるや否や
隠土先生にまとわりついていた。



「先生は皮、何派です?
 私はモチモチが好きで、
 旦那はパリパリが好きなんで
 両方作るんですけど」

「え 旦那?!」

隠土先生が固まった。

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