「再会」と呼べる「出会い」
第7章 転校生?
「結構な量になったわね。
頑張って!男子!!」
バシッと、セリハちゃんが
次朗君の背中を叩いた。
「うっわ 次朗君固いね。
鍛えてる?」
「ま、適当に?」
次朗君はそう言うと
テキパキと袋に詰めた。
「袋詰め、手慣れてるね」
高校生男子とは思えない。
「俺も主婦っぽいことしてたからね
ショウちゃん、米は俺持つ」
「だってお前、
味噌と醤油も持ってんじゃん!」
「平気 頂戴」
次朗君はショウヤ君から受け取った
お米を肩に担いだ。
なんか リョウ君みたい。
リョウ君も重い土袋を軽々と担ぎ上げる。
「力あるのねぇ」
「次朗すげーな。
今まで男は俺一人だったからさ
買い出しの度に殆ど持たされてたけど
…本当に平気か?」
「この位なら軽い方」
次朗君の表情は寧ろ涼しい。
手ぶらになったショウヤ君が
私が持つ予定だった分を持ってくれたので
私の荷物は財布だけになってしまった。
「なんか 悪いなぁ」
セリハちゃんも自分が買った分を
持っているし、私だけ楽してるかんじ。
「じゃ、ミカ先輩、後で何か頂戴」
次朗君がニカっと悪戯っぽく笑った。
「え」
何かって…お菓子?
ジュース奢る?
…っていうか
「だったら少し持つよ」
「えー 何かくれないの?」
「飴なら…」
鞄に常備してるけど。
「…ん もっと甘いのがいーな」
はい?
「ハハハ!次朗エロ過ぎ」
え?
「だーめだよ次朗君
ミカ、彼氏いるもん!
そういうのは駄目だよ」
? ?
ショウヤ君とセリハちゃんが
ゲラゲラ笑っている。
なに?
…?
見ると、
西日を背にし、逆光で
暗くなって見える次朗君の表情が
何故か怖い。
「何それ」
低く呟く。
「ミカ先輩、男いるの?」
眉間に皺を寄せて、
次朗君が尋ねた。
頑張って!男子!!」
バシッと、セリハちゃんが
次朗君の背中を叩いた。
「うっわ 次朗君固いね。
鍛えてる?」
「ま、適当に?」
次朗君はそう言うと
テキパキと袋に詰めた。
「袋詰め、手慣れてるね」
高校生男子とは思えない。
「俺も主婦っぽいことしてたからね
ショウちゃん、米は俺持つ」
「だってお前、
味噌と醤油も持ってんじゃん!」
「平気 頂戴」
次朗君はショウヤ君から受け取った
お米を肩に担いだ。
なんか リョウ君みたい。
リョウ君も重い土袋を軽々と担ぎ上げる。
「力あるのねぇ」
「次朗すげーな。
今まで男は俺一人だったからさ
買い出しの度に殆ど持たされてたけど
…本当に平気か?」
「この位なら軽い方」
次朗君の表情は寧ろ涼しい。
手ぶらになったショウヤ君が
私が持つ予定だった分を持ってくれたので
私の荷物は財布だけになってしまった。
「なんか 悪いなぁ」
セリハちゃんも自分が買った分を
持っているし、私だけ楽してるかんじ。
「じゃ、ミカ先輩、後で何か頂戴」
次朗君がニカっと悪戯っぽく笑った。
「え」
何かって…お菓子?
ジュース奢る?
…っていうか
「だったら少し持つよ」
「えー 何かくれないの?」
「飴なら…」
鞄に常備してるけど。
「…ん もっと甘いのがいーな」
はい?
「ハハハ!次朗エロ過ぎ」
え?
「だーめだよ次朗君
ミカ、彼氏いるもん!
そういうのは駄目だよ」
? ?
ショウヤ君とセリハちゃんが
ゲラゲラ笑っている。
なに?
…?
見ると、
西日を背にし、逆光で
暗くなって見える次朗君の表情が
何故か怖い。
「何それ」
低く呟く。
「ミカ先輩、男いるの?」
眉間に皺を寄せて、
次朗君が尋ねた。