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「再会」と呼べる「出会い」

第8章 その周りの人々

「ですかねぇ
 昨日からもう 気になっちゃって…」

それってあれか?!
俺の事が気になるって事か?!


「明日…朝でも調理準備室に来いよ。
 けんちん汁のレシピ、用意しておく」

「はい!」



「由芽ー!終わったよ」

「うん!今行く
 じゃ、お願いしますね」


友人に呼ばれた神鳥は
そのまま行ってしまった…

「…ハァ」

緊張の糸が切れたように、
俺はその場に崩れた。

明日 もう一度二人で会える…



!!



俺は周りを見た。

…良かった。誰もいない…。
今の少しやばかったよな?
誰にも見られて…
聞かれてなかったか??

腕時計に目をやった。

「あ 部活」

十分前だ。戻らないと。

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