「再会」と呼べる「出会い」
第8章 その周りの人々
次朗さんは手先が器用なのに
機械オンチという欠点がある。
家電… 特にパソコンとか
そういうのに弱い。
だから携帯も持たない。
だから通信手段はもっぱら松井さん、
…もしくは
俺はTシャツの首元に手を突っ込んだ。
これを出すことは
俺が仲間であることを
隠土先生に示すことになる。
いいだろ? 今は緊急だ。
「香田…それは」
隠土先生が目を丸くした。
「隠土先生
言うのが遅くなってすみません。
実は俺、“仲間”です」
「香田もだったのか…」
なんとなく、気付いてはいたかな。
そんなには驚いていないようだ。
身体の中、見えるらしいからな。
手の平にのる大きさで
五角形の“コレ”は
地球外部の鉱物で出来ているらしい。
五つの角にはそれぞれ
白、黒、青、赤、緑
五色の石がはめ込まれている。
この石は光、闇、水、火、風
の守人を表している。
中央は茶色の石。
“土守”がこれを所有する証だ。
守人になると同時に、コレも継承される。
一体何なのかって?
これは通信機だ。
守人同士が離れていても
通信出来るように、
先祖達が作ったらしい。
世界中、いや異空間にいたとしても
通信する事が出来る。
但し、相手が持っていれば
の話だが…。
機械オンチという欠点がある。
家電… 特にパソコンとか
そういうのに弱い。
だから携帯も持たない。
だから通信手段はもっぱら松井さん、
…もしくは
俺はTシャツの首元に手を突っ込んだ。
これを出すことは
俺が仲間であることを
隠土先生に示すことになる。
いいだろ? 今は緊急だ。
「香田…それは」
隠土先生が目を丸くした。
「隠土先生
言うのが遅くなってすみません。
実は俺、“仲間”です」
「香田もだったのか…」
なんとなく、気付いてはいたかな。
そんなには驚いていないようだ。
身体の中、見えるらしいからな。
手の平にのる大きさで
五角形の“コレ”は
地球外部の鉱物で出来ているらしい。
五つの角にはそれぞれ
白、黒、青、赤、緑
五色の石がはめ込まれている。
この石は光、闇、水、火、風
の守人を表している。
中央は茶色の石。
“土守”がこれを所有する証だ。
守人になると同時に、コレも継承される。
一体何なのかって?
これは通信機だ。
守人同士が離れていても
通信出来るように、
先祖達が作ったらしい。
世界中、いや異空間にいたとしても
通信する事が出来る。
但し、相手が持っていれば
の話だが…。